染料プリント  ~準備辺~

      2016/01/18

前々回に予告しておりました、染料プリントについてご紹介です。
操作方法としては、
色糊の作成→絵を描く→熱処理(乾燥、スチーム)→
  ソーピング、水洗い、乾燥

本日は、色糊の作成についてお伝えします。
?色糊の材料をそろえる
染料、尿素(50%液)、アルギン酸ソーダ(4%液)、重曹、水です。
このうち、アルギン酸ソーダの作り方は、以前お伝えしました。
まずは、尿素(50%液)を作成します。
尿素は、こんな感じです
尿素
尿素(50%液)ということは、、尿素:水=1:1の割合で混ぜます。
たとえば、尿素50gに対して水を50g加えます。
ポイントは、尿素は水には溶けにくいので、お湯で溶かします
お湯でもうまく溶けなかったときは、湯煎などで溶かしてください。
?材料の混合
重曹以外のもの 染料、尿素(50%液)、アルギン酸ソーダ(4%液)、水を混合します
写真は、Levafix Turquoise Blue E-BA を入れたものです。
アルギン酸、尿素、染料混合
よく混ざったら、最後に重曹をいれます
重曹を入れる
重曹を入れると染料との反応が始まるので、必ず最後に入れてくださいね。
また、重曹を入れた色糊は状態にもよりますが、、、
とある資料によると、、糊の温度が30度以上になると2日間でもかなりの濃度低下が
みられるそうです。
色糊は1度作ったら、その日のうちに使い切りましょう
さて、次回は残りの工程
絵を描く→熱処理(乾燥、スチーム)→  ソーピング、水洗い、乾燥をお伝えします。

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