そめそめキットProで思い通りの色に染めるために ~ 知って得する染色のコツ ~

本ページでは、「そめそめキットPro」商品ページにある使い方の解説の補足として、知っていると思い通りの染色に役立つポイントとコツ、注意点をまとめてみました。

そめそめキットPro 染色のポイント

そめそめキットProの「固着剤」について

そめそめキットProに付属している「固着剤」は「炭酸ナトリウム(ソーダ灰)」です。固着剤を入れることによって染料と繊維が反応固着して摩擦や日光に強い染めあがりになります。

「固着剤」を入れなかった例

そめそめキットPro / カラーマーケットもしも固着剤を染色時に入れなかったら、後処理のソーピング処理(余分な染料を落とす処理)の際、左の写真のように大量の染料が流れ出てしまいます(本来、流れ出てはいけない染料まで流れ出てしまうため、思い通りの色になりません)。


生地の種類を変えた染めあがり比較

例として、シルバーグレー色で染色しています。

そめそめキットPro / カラーマーケット

上記染めあがり比較のように、染める色が薄いほど、元の生地の色が染めあがりに影響してきます。

[参考] 染め直し色見本(元色のある生地への染色 綿100%編) / 染料のシンコーWebサイトへ

生地の重さの違いによる染めあがり比較

「そめそめキットPro Sサイズ(200g用)」各色を使用し、同じキットのサイズで異なる重量の綿素材を染めた例です。

そめそめキットPro / カラーマーケット

生地の「重さが軽い」ほうが、繊維に対する染料の量も多くなり、色が濃く出ます。生地の「重さが重い」ほうが、繊維に対する染料の量も少なくなり、色が薄く出ます。また、生地の「重さが重い」と染液の割合も少なくなり、さらに染めムラもできます。このように、染めるものの重量によって発色は異なってきます。染める素材の量が少なすぎる時は、要らない綿Tシャツなどを切り足して、キットのサイズに適した重さに合わせる方法もあります。


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