食用色素の安全性について

 食用色素の安全性

添加物の安全性を確認するには毒性試験を行います。この毒性試験には急性毒性・亜急性毒性・慢性毒性試験があります。

  • 急性毒性: ある物質の大量を1回与えて、どの位の量で動物が死ぬか、又は中毒症黙を呈するかを見る。
  • 亜急性毒性: 3~6ヶ月という比較的短期間で毒性を試験する。
  • 慢性毒性: 短い寿命の実験動物の全生涯にわたる期間、飼料の中に検体を混ぜて与え、次世代まで及ぼす影響を見る。
  • FAO: 国際連合の食糧農業機構
  • WHO: 国際連合の世界保健機構
  • 取許容量: 慢性毒性の試験結果からFAOとWHO・は多くの添加物について人体に対する一日摂取許容量を定めています。これは人間が生涯に亘って毎日摂取しても安全である量として定められたものです。
  • LD50: 添加物などの投与により、実験動物の半数が死亡する量で、通常体重当たりの重量で表わす。

※ 2007年4月1日 ダイワ化成株式会社 食用色素カタログより抜粋

品名 1日摂取許容量(mg/kg) 評価 LD50g/kg
食用赤色2号 0~0.5 【A】【S】 10以上
食用赤色3号 0~0.1 【A】【S】 2.0以上
食用赤色102号 0~4.0 【A】【S】 10以上
食用黄色4号 0~7.5 【A】【S】 12.75
食用黄色5号 0~2.5 【A】【S】 2.0以上
食用青色1号 0~12.5 【A】【S】 2
食用青色2号 0~5 【A】【S】 2
β-カロチン 0~5 【A】【S】
アナトー抽出物 0~0.65 【T】【S】 50mL
リボフラビン 0~0.5 【A】【S】 10.0
ウコン(ターメリック) 0~2.5 【T】【S】
クロロフィル 制限なし 【A】【S】 10.0
食塩 8~10
砂糖 8~12
酢酸 0~100 3.3
評価記号の意味・・・
【A】 1日摂取許容量が設定されているか又は毒物学的に体重明らかにされ許容量が不必要と考えられるもの。
【T】 Aに同じ、ただしその評価は将来さらに情報が受理されることを前提とするもの。
【S】 規格が設定されたもの。

 

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