タイダイ染めカップの固着剤は、綿/麻生地に色(染料)をしっかり付着させるために大切な役割があります!

      2016/01/25

この夏、たいへん注目を浴びた タイダイ染め。
(いや、ほんとにありがとうございますぴのこ:)
タイダイ染め商品へのご要望やお問合せ、そしてご注文は
当店でも年々すごい勢いで増していっていますニコ
海外ではもう少し先を行っている感のあるタイダイ染め、
日本国内でも少しずつ浸透しているのでしょうか? いやはや嬉しい限りkyu
当店のアイテム
タイダイ染めカップ(タイダイ染めに必要な染料などの材料がセットになった商品)」での
使い方手順などは本商品「タイダイ染めカップ」商品ページや
この夏公開した「タイダイ染めで自由研究」のページなどで見ていただければ助かりますが、
夏休みの自由研究に「タイダイ染めカップ」! 工作も絵日記もこれひとつでOK!
http://www.colormarket.jp/blog/dyed-recipe/tiedye-jiyu-kenkyu/
本日のブログはその中でも「 固着剤 」という、
地味なんだけど、染め作業にとって必要不可欠な材料(助剤)の話です。
そもそも、固着剤とはその名の通り、
布に色を「固着」させるために使います。
固着させないとどうなるかというと、
最後の仕上げに染め上げた素材を洗った際、
染まらずに「色落ち」します0口0
ね、大事でしょ? 使わないと、すべての作業が水の泡です。
大切なので、覚えておいてくださいねき
使い方はとても簡単です。
まず固着剤は粉状ですので規定量のお湯に入れて
よーくかき混ぜて溶かします。
ちなみに、この液はアルカリ性ですので、眼に入らないようにご注意ください。
皮膚についた場合は、すぐに水で洗い流してくださいね。
そして「 染める前(染料に漬ける前)に使用 」してください。
染める前の素材(綿布)を、固着剤を溶かした水に10分程度漬けておきます。
注意点はこれだけ。あとは「 固着剤が染み込んだままの布 」に
染料をかけていき、染め作業をスタートさせてください。
固着剤を使わなかったらどうなるのか、その状況を写真でもご説明いたします。
まずは、成功例。固着剤を使って、正しい手順で染めた布の写真がこちらです。
タイダイ染め - 固着剤に漬けたTシャツ(きちんと染まっている) /画像
<固着剤を正しく使って、色が付いた(固着した)綿布>
うん、ハッキリ・きれいに染まっていますあひょうパンダ
では、次にお見せするのが、固着剤を使わずに染めた綿布。
染め上げた後、洗うとこんな感じ↓
タイダイ染め - 固着剤に漬けていないTシャツ(まるで染まっていない) /画像
<固着剤を使わずに染めた綿布。色が固着していないため、
洗うとサッパリ色落ちしました>
はい、見事に色が付いていないですね。がっかり感はハンパないですねkyu
ちなみに、こちらも重要なことなんですけど、
Tシャツを染めたりすることを前提に開発した
当店の「タイダイ染めカップ」は、綿麻生地専用の染色セットです。
これを試しに「ウール布」なんぞに使ってみると・・・↓
タイダイ染め - 固着剤に漬けたウール布(反応染料で染めたため、色が定着していない) /画像
<固着剤は使用したけどウール素材のため、
色がきれいに付着しておりません>
なぜこうなるのか? 一言でいうと
綿生地を染める染料とウール生地を染める染料は、種類が違います。
前者(綿)を染める染料は「反応染料」、
後者(ウール)を染める染料は、「酸性染料」というものを使用します。
さらに詳しく、というとえらく小難しい話にもなってきますので・・・あせ
とりあえず「 タイダイ染めカップで綺麗に染まるのは綿・麻生地のみ! 」って
覚えておいていただけると嬉しいです。
(でも、染料の違いにも興味が出てきたナーといわれる方は
こちらのページを見てみてください。弊社・シンコーのWebサイトで
ちょっと細かく解説しています)
染めたい素材から染料を選ぶ – 染料と顔料|染料の販売・染色加工 / シンコー
http://www.somesome.co.jp/dyes/chooses-from-material.html
ということで、今回は「タイダイ染めで自由研究」ページからの
抜粋記事をお届けしましたニコ
皆様の染めライフの一助となれば幸いです!
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